この絵本の内容紹介
電車の中に迷い込んでしまったはぐろとんぼの男の子にとって、電車の中で体験する出来事は、冒険と呼べるほど刺激に満ちたものでした。
初めて間近で見る人間に興味津々で人懐っこく接しますが、子どもに怖がられたり、大人に排除されたりします。
人間って身勝手です。
それでも、はぐろとんぼの男の子は、電車の中の冒険を心から楽しみます。
最後は、やさしいおじいさんに助けられ、おかあさんの待つ里山の自然に帰ることができます。
人間のそばには近づいていけないと、ママと交わした約束は破ってしまいましたが、今日の冒険は、はぐろとんぼの男の子にとって一生忘れられない宝ものになりました。
はぐろとんぼの男の子がうれしかったこと、悲しかったこと、寂しかったこと、 そのおもいにはぜんぶ理由があります。その理由を親子で一緒に考えてみてはいかがでしょう。はぐろとんぼの男の子の気持ちになって、親子で読んでいただきたい絵本です。