この絵本の内容紹介
“「ぎゃくしゅう、はじめました」by.バケオ“
~ 第1回 CHICORA BOOKS キャラクター絵本出版大賞「大賞」受賞作品 ~
りんちゃんは おこられそうになるといつも「オバケがやったんだよ」と いいます。
ほんとうに オバケのしわざかな……?
素直な心をはぐくむ、ユーモラス系「オバケ絵本」
【注】恐怖とは別の意味でゾクッとするオバケ絵本となっております。お楽しみに!
*** STORY ***
りんちゃんは きょうも おかあさんに おこられてしまいました。
りゆうは いつもとおなじ……。
りんちゃんのひじに ミルクがあたって テーブルに こぼれてしまったとき「わたしじゃないよ。オバケが たおしたんだよ。」と いったら「いいわけなんか ききたくありません!」と ぴしゃり。
おこられた りんちゃんは おもしろくありません。
「もうっ! もし ほんとうに オバケのしわざだったら どうするのよ!」
そんなことを ひとり つぶやいていると うしろから こえがしたのです。
「りんちゃん ひどいな。オイラ なにもしていないのにな……」
りんちゃんは びっくり。
「きゃーっ!」
りんちゃんは おおきなこえを あげましたが まわりは だれも きづいていません。
どうやら りんちゃんにしか みえていないようです。
「な な な な なんのようですか?」
「りんちゃん さっき オバケのせいにしたな。
オイラ なんにも やっていないのに。
オバケが おこると たいへんだぞぅ。」
オバケが おこると たいへん!
オバケが でてきちゃっただけで りんちゃんは たいへんなのに……
そのうえ おこってしまっているなんて りんちゃん だい・だい・だいピンチです!
さぁ このあとは どうなるのかな……
* お話の最後には、意外な展開が待っています。