この絵本の内容紹介
「身体表現&察知」絵本の第2弾として企画されました。
第1弾『のび〜る のび〜る』が、自身の身体で表現しながら絵本の世界観を実体験するのに対し、第2弾となる『あちち あちち』では、知覚を察知することを主眼に置いています。
「あちち」とは、その言葉のとおり身体で熱い(暑い)と感じる体験を意味します。
熱すぎるシャワーだったり、舌がやけどしそうなほど熱い汁ものを飲んだときに感じる知覚です。
そうした「あちち」の体験を思い出させながら、人類が抱える地球温暖化の問題に子どもたちを誘導します。
地球温暖化がなぜよくないとされるのか、熱さを察知する知覚を入口にし、不快感を自覚することで、子どもたちにも地球温暖化の問題を自身の視点で考えさせることができます。
そして、どのようにしたら解決できるのか。
それも、自分たちが熱さ(暑さ)をしのいできた工夫を絵本の中で示すことによって、読者を行動へと誘います。