この絵本の内容紹介
小さい者の心に寄り添うグラフィカルな絵本。
家に帰る途中、小さなハリネズミには見たいものがいっぱいありました。
「ちょっと待って」
そういうたびに、大きなハリネズミは、そばに寄り添っていっしょにながめます。
沈む夕日、昇る月、香る花、フクロウ、ホタルの群れ。
数えきれないほどの星をながめ、やがて家にたどり着くふたり。
小さなハリネズミは、大きなハリネズミに抱かれて、気持ちよく眠っていました。
ページごとに変わる色調と、細やかな描きこみによる臨場感が、読者をお話の世界へ引き込みます。
やさしい言葉で語られる心安らぐお話は、おやすみ前の読み聞かせにもおすすめです。