この絵本の内容紹介
ある日、知らない大人が家にやってきて、シッゲと母親を別々の場所に連れていきます。シッゲは里親に引き取られて成長していきます…。ネグレクトの問題や里親制度などを背景に、子どもの心の動きを丁寧に伝える絵本。
この絵本は、セーブ・ザ・チルドレン・スウェーデンの児童福祉司と絵本作家のスティーナ・ヴィルセンによってつくられました。日本は子どもの権利条約に批准して2024年で30年になりましたが、子どもの権利がじゅうぶんに守られているとは決していえないのが現状です。少年シッゲの物語を知ることは、同じような環境にいる子どもをはげますだけではなく、大人や恵まれた環境にいる子どもたちにとっても大切です。この本が多くの人たちに届き、子どもの権利について考えるきっかけになりますように。