この絵本の内容紹介
数をかぞえるのが大好きだった少女キャサリンは、黒人や女性差別が色濃く残る社会のなかで大人になり、NASAで数学者として働きます。1970年4月、3人の宇宙飛行士を乗せたアメリカの月面探査船「アポロ13号」が月の近くで一部爆発する事故が起きますが、地球に奇跡の生還を果たします。実はそこには、黒人女性の数学者キャサリン・ジョンソンの存在があったのです。当時の差別の風土とキャサリンの活躍は、映画『ドリーム(原題:Hidden Figures)』(2016年)にも描かれました。
まだまだ女性が圧倒的に少ない「理数系」の分野で大活躍した女性の人生を描いた絵本、小学生だけでなく中高生にもおすすめしたい一冊です。