この絵本の内容紹介あらすじ

戦争を逃れ、家族と離れて平和な国へひとり旅立つシッカ。むかえる家族にはマルガレータという同じ年頃の女の子がいて、ふたりは反発しあいながらこころを通わせていく……。戦争が引き起こす難民問題を伝えるスウェーデンの絵本。

現在もウクライナをはじめ、戦火を逃れて家族がばらばらになっている国がたくさんあります。難民・避難民は世界が抱える共通の問題で、日本でも身近な問題になってきています。
この絵本では、戦争の国から家族と離れて平和な国にやってきたシッカと、平和な国にくらすマルガレータというふたりの少女が、反発し合いながらも少しずつこころを通わせていくようすが丁寧に描かれています。この絵本を通して、戦争に巻き込まれていく子どもたちの様子を知り、難民問題を考えるきっかけになったらうれしいです。

絵本「シッカとマルガレータ 戦争の国からきたきょうだい」の一コマ