この絵本の内容紹介
きみのいたばしょの「きみ」とは、この本を目にしてくれたすべての「あなた」です。
今まさに、新しい命をおなかに宿しているあなた。
いつの日か母になるだろうあなた。
子育て真っ最中のあなた。
もはやその子は巣立っていったあなた。
すべてのお父さんと、いつの日か父になるだろうあなた。
その腕に孫を抱くあなた。 育児放棄や虐待など、耳をふさぎたくなる事件が頻繁に報道される今、すっかり忘れてしまっていても、すべての人は愛に見守られて産まれてきました。
おぼえているかい。
うまれてきたとき、おおきなこえできみが泣いたこと。
それをきいたすべての人は笑ったこと。
にんげんは、わすれてしまういきものだ。
でも、すっかりわすれてしまっても、きみはここにいた。
すっかりわすれてしまっても、おかあさんは命をかけてきみをうんだ。
すっかりわすれてしまっても、おかあさんはむじょうけんにきみを愛した。
だからすっかりわすれてしまっても、きみはじしんをもっていい。しんじていい。
きみは愛されたから、生きている。
(本文より)
TVや新聞で数多く取り上げられたマタニティーフォト専門の「スタジオネーブル」で撮影された数々の写真とともに、日々の生活で忘れがちな「愛」をあらためて考える。
「きみのいたばしょ」はおとなと子どものための本です。



