この絵本の内容紹介あらすじ

きょうは、コウモリのチーロがはじめてひとりで洞窟から出る日。
暗闇の中を飛ぶなんて、こわすぎる! と不安でいっぱいのチーロ。
でも、「あなたがうたえば世界がこたえてくれる」というおかあさんを信じ、外の世界へと羽ばたきますが……。

こわくなったとき、心細くなったとき、道を見失いそうになったとき、チーロはおかあさんのことばを思い出します。
世界を見て、やがて洞窟に戻ったチーロは、ひとまわり大きくなったみたい。

子どもを新たな世界へ送り出す母と、自分の力で世界を切りひらいていく子どもの姿に、見守ることの大切さに気づかされます。
この絵本の親子のように、その子のこころを支えてあげられるようなことばを、日頃からかけてあげたい。
子どもには、思いっきり羽ばたいていいのだと、背中を押してあげられる絵本です!