この絵本の内容紹介あらすじ

草原で男の子が木の根もとに座っていると、地面がぐわりともりあがります。
木とともに歩き出した男の子は、大地と空と海と、人間と、あくしゅして、つながって……。

作者の彫刻家・安藤栄作さんは、東日本大震災による津波で、アトリエに設置していた彫刻作品をすべて失いました。
すべてを失い、分断され、壊れていくように見える世界でなお、大地と海と空と、人間と、つながり、愛し続けたい、という著者のメッセージがこめられています。
「3.11を決して忘れない」―決意を新たにする1冊です。

絵本「あくしゅだ」の一コマ