作:ミヒャエル・エンデ
1929年、ドイツ南部の町ガルミッシュで生まれる。父はシュールレアリスムの画家エトガー・エンデ。1950年から俳優として演劇活動をおこない、そのかたわら、戯曲、詩、小説を試作する。1960年『ジム・ボタンの機関車大冒険』を発表。この作品で1961年にドイツ児童文学賞を受賞。その後、『モモ』、『はてしない物語』(ネバーエンディングストーリー)などを発表。現代社会を鋭く見つめて描かれた作品は、児童文学の枠を超え、世代や国境を越えて世界中に愛...
続きを読む・作品一覧を見る絵:ビネッテ・シュレーダー
ハンブルクに生まれる。バウハウスの教育哲学を持つ、スイス、バーゼルデザイン学校で学ぶ。彼女の絵本は内容、芸術的表現においても流行には左右されず、時代を感じさせないその作風は、シュルレアリスムの絵画を思わせる。1969年、最初の絵本『お友だちのほしかったルピナスさん』でBIB金のりんご賞、1997年全業績に対しドイツ児童文学賞特別賞を受賞。
作品一覧を見る訳:酒寄 進一(さかより しんいち)
1958年生まれ。上智大学、ケルン大学、ミュンスター大学に学び、新潟大学講師を経て、和光大学表現文化学科教授。児童書を中心に、現代ドイツ文学の研究、紹介を行っている。主な訳書に、『砂漠の宝』(ジクリト・ホイク作/福武書店)、『小さなペルツ』(イリーナ・コルシュノフ作/ラインハルト・ミヒル絵/講談社)、『蠅の乳しぼり』(ラフィク・シャミ作/西村書店)、『ベルリン1933』(クラウス・コルドン作/理論社)などがある。
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