この絵本の内容紹介あらすじ

風に吹かれたたんぽぽの種の旅を精緻に描く

綿毛を吹いて、たんぽぽの種を飛ばしたことは誰しもあるでしょう。飛ばされたたんぽぽの種は、どうなるのでしょうか。チューリップを越え、石の上に降りると、風に吹かれて、また高く昇ります。春の野草の上を飛び、くもの巣に引っかかりそうになりながらも、ようやく地面に着き、そこではじめて芽を出して、新しい命がめばえます。小さな命の大きな冒険を、緻密な美しい絵で描き出した、自然の神秘を感じられる絵本。

絵本「たんぽぽのたね とんだ」の一コマ
絵本「たんぽぽのたね とんだ」の一コマ2