この絵本の内容紹介あらすじ

「ぼく、チャーちゃん。はっきり言って、いま死んでます」 「死ぬと生きるの、違い?よくわかんないな。死んでも生きても、ぼくはぼくだからね」 人は死んだらいなくなるというのがこの社会の常識だが、果たしてそれはほんとうなのだろうか。そして、ぼくたちの実感にもそれはそぐわないのではないか。 現代文学の旗手、保坂和志が、一匹の死んだ猫を語り手に紡いだ「死」を巡る言葉は、奔放かつ繊細な小沢さかえの油彩画とともに、思いがけない死の姿を照らし出します。

絵本「チャーちゃん」の一コマ
絵本「チャーちゃん」の一コマ2