この絵本の内容紹介
「かいがんにおおくじらがねていてみんなこまっています。くじらをおこすいいほうほうをおしえてください」こんな手紙をもらったばばばあちゃん。海でお祭りを開いてくじらを起こすことにしました。ところがラッパを吹いても太鼓を叩いても、ちっともくじらは起きません。
そこでばばばあちゃんが取り出したものは……花火!「ドドーン ドーン」「ドドーン パーン」、空に大きな花火が打ち上がると、さすがのくじらも目が覚めます。
「うみのまつりだ よいよいよいの よーいとせ みんなでおどろう どどんとせ」
こうして、くじらも一緒に賑やかなお祭りを楽しむのでした。
海の生き物たちがそれぞれに楽器を鳴らしたり、ハサミや殻を打ち付けて音を出したりする場面は、いかにも賑やかなお祭りのようで、とても楽しい気持ちになります。花火のシーンは、くじらの背中から潮のように花火が出ているようにも見える、とても印象的なページになっています。
「ばばばあちゃんの絵本」シリーズの1冊。いつもの森の仲間たちに加え、くじら、イルカ、カニ、タコ、エビ、クラゲ、チョウチンアンコウなどなど、たくさんの海の仲間も出て来る賑やかなお話です。