この絵本の内容紹介あらすじ

小さな針金の人は、この絵本の中で、いろいろな物に出会います。「ジョッキ」「ぽっと」「マヨネーズ」「綿棒」「ビニールテープ」「手袋」「耳かき」等々、みんな見慣れた物ばかり。でもこの人は、とても素直に初めて出会う物の形や触感を楽しみます。その姿がとてもいいのです。その人といっしょにこれらの物と出会うと、身近な物たちが、新鮮な、ぐんと親しい物に思えるのです。そんな物そのものとの出会いの、つつましい喜びをきわめてシンプルにあらわした、とてもすてきな絵本です。

絵本「あ」の一コマ
絵本「あ」の一コマ2