この絵本の内容紹介あらすじ

子犬のピーは、お父さんとお母さんと三匹で暮らしています。お母さんは、赤ちゃんを身ごもっているのでお腹が大きく膨らんでいます。

絵本「ピーのおはなし」の一コマ

そして、今日のお母さんは朝から苦しそうな様子です。ピーはお母さんのことが心配で、いてもたってもいられません。
そこで、お母さんの大好きなイチゴを狩りに出掛けるのでした。

絵本「ピーのおはなし」の一コマ2

ピーが川岸までやってくると、さっそく対岸にイチゴらしきものを見つけます。そして、小川を跳び移って対岸に行くことにするのでした。

ところが、ピーはうっかり足を滑らせて川に流されてしまいます。不幸中の幸い、偶然にも川を流れる木の枝に必死で掴まり、なんとか溺れずに済んだのですが、ピーは流されていく一方なのです。

そこへ魚たちがやってきて、頑張って泳ぐようにとピーを鼓舞します。そうして、なんとか川岸まで泳ぎきったピーですが、次はどっちへ行ったらいいのか困った様子です。ピーは勘を頼りに歩き始めるのでした。

ピーが歩いていると、偶然にもたくさんのイチゴを見つけ、嬉しさのあまり時間も忘れて無我夢中で採り始めます。

ところが、あまりにも夢中になっていたので、すっかり遅い時間になってしまいました。ピーが慌てて帰り支度をしていると、次は小鳥たちがやってきて、ピーに近道を教えると言うのです。

そこで、ピーは小鳥たちについていくことにしたのですが、着いた先はまさかの川岸です。またもや対岸に跳び移らなければならなくなったピーですが、次はどうなってしまうのでしょうか。


お母さんを思いやる優しいピーの冒険を描いた、心がほんのり温まるお話です。
ピーは対岸に跳び移って、無事にお父さんとお母さんのもとへ帰りつくことができるのでしょうか。そして、苦しみに耐えるお母さんは無事にお腹の赤ちゃんを出産できるのでしょうか。