この絵本の内容紹介あらすじ

隣の山に、どこより早く見事に桜が咲いているのを見つけたタチバナは、一族を引き連れ花見の宴を始めます。それを見た山の住人、栗は面白くありません。文句を言いに押しかける栗とタチバナ一族の駆け引きが笑いを誘います。しかし多勢に無勢、栗はやり込められ逃げ帰ります。が、今度は栗が山の木の実仲間をひきつれ乗り込み、桜の下での合戦の大団円。さて、その勝敗やいかに?果物を主人公とする珍しいこの物語は、狂言「木の実争い」を下敷きにして、華やかでチャーミングな絵を得て、見事な絵本になりました。

絵本「木の実のけんか」の一コマ
絵本「木の実のけんか」の一コマ2