この絵本の内容紹介
ある日、だるまちゃんは釣竿とパンを持って魚釣りに出かけます。
池に到着するとさっそくパンを丸めて釣り餌にし、針に刺して投げ込みます。
しばらくすると浮きが動いて魚がかかります。だるまちゃんは力を込めて一生懸命に釣竿を引きますが、なかなか釣り上げることができません。
そこへ、たくさんの梅を抱えたあおてんじんちゃんが通りかかって、手伝ってくれることになりますが、二人掛かりでもなかなか魚は釣れません。
すると次は、薪を背負ったきいてんじんちゃんが通りかかって、一緒に竿を引いてくれますが、魚の引きが強くなかなか釣れません。
三人掛かりで釣竿を引いていると、牛を引いてたまたま通りかかったくろてんじんちゃんも一緒に手伝ってくれることになりました。
四人掛かりで一生懸命に竿を引っ張ると……魚がちらっと水面から顔を出しますが、そのとき糸が切れてしまうのでした。
魚釣りが失敗したのは悲しいことですが、それでも四人は楽しそうな様子です。仲良くなったてんじんちゃん達を次はだるまちゃんが手伝うことにしたのです。
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まずはあおてんじんちゃんの梅を一緒に洗って、次はきいてんじんちゃんの薪を積み上げ、最後はくろてんじんちゃんが養っている牛をあやします。
それから次はお米を炊いておにぎり作りが始まります。おにぎりが出来上がると次はてんじんちゃん達のお父さんとお母さんが働く畑まで運びます。
だるまちゃんと三人のてんじんちゃん達の交流を描いた微笑ましいお話です。それぞれが役割を持って、一生懸命に働くてんじんちゃん達の姿も素敵な絵本です。