この絵本の内容紹介
かあちゃんは、洗濯するのが大好き。毎日毎日、洗濯を欠かしません。それは、曇りの日も同じでした。
「くもっているけど やっぱり せんたくしなくちゃね」
かあちゃんはこう言って、洗濯を始めたものの、今にも雨が降りそうです。これでは洗濯物が干せません。
そこで思いついたのが、雲の上に洗濯物を干すこと。さっそく、大凧を引っ張り出しました。
洗濯物は雲の上に!?
かあちゃんは子ども達と大凧を空に上げ、洗濯物を干していきました。
ところが、大凧が雲を突き抜けると、空の上のカミナリさん達はびっくり仰天。迫力満点のダルマが大凧に描かれていたからです。
それでも驚いたのは束の間。洗濯物が昇っていくのを眺めながら「おれたちも やってみたいなあー」と言い出すのでした。
カミナリさん達も洗濯される!?
さっそく、カミナリさん達は雲の上から降りてきて、かあちゃんのところに向かいました。
「あらってくれえ」
「ほしてくれえ」
「もっと たかく のぼってみたいぞ」
カミナリさん達がお願いすると、かあちゃんは張り切って洗濯を始めました。
そうして、あっという間に洗い終わると、カミナリさん達は大凧の紐に吊るされ、天高く昇っていきましたが……。
ピクトブック編集部の絵本談議
大凧の紐に洗濯物を干すなんて、予想外な展開だなぁ。
それにしても、空に昇っていったカミナリさん達はどうなったんだろうね?
もっと予想外な展開かもよ。
クスッと笑っちゃうかも! 読んでからのお楽しみだね!
うんうん。
「せんたくかあちゃん」も一緒に読んでみると面白いかも。