この絵本の内容紹介あらすじ

欲張りな地主と、一枚上手な百姓たちの物語

あるところに、とても欲張りな地主がいました。百姓が木蔭で休もうとすると「これはわしの木だから木蔭もわしのものだ。入りたければ木蔭を買い取れ」と言い張ります。百姓たちは仕方なく、その言葉に従いました。しかし季節が秋へと移るにつれて影が長くなると、木蔭は地主の屋敷の中まで伸びていって、百姓たちは中庭から板の間まで横になってごろりごろり。地主の横暴な言い分を逆手に取った、百姓たちの機転が小気味よい物語。