この絵本の内容紹介あらすじ

おまわりさんのスモールさんは一日中大忙し。朝から晩まで、街の平和を守るために一生懸命働いています。仕事を終えて汗を拭うスモールさんに思わず「今日もお疲れさま」と声をかけたくなるような一冊になっています。

この絵本はロイス・レンスキーの人気シリーズ「スモールさん」の中の一冊です。子どもをそのまま大きくしたような可愛らしい顔立ちと体格のスモールさん。読んでいる子ども達も自分自身に重ねてイメージしやすいところが人気の秘訣なのでしょう。ちなみに同シリーズではカウボーイや農家にもなっていてこちらも人気ですよ。

お話には、交差点での交通整理、スピード違反の取り締まり、パレードの誘導などおまわりさんのお仕事がたくさん出てきます。そのほかにも、泣いている迷子の子どもを助けたり、交通事故の聞き取りをしたりと目が回るほど大忙し。けれど、お昼のデザートにアイスクリームを食べていたり、事故でこぼれたミルクを猫に飲ませたり、スモールさんのお茶目なキャラクターも描かれているので、どれもなんだか楽しそうなのです。

絵本「おまわりさんのスモールさん」の一コマ

そしてこの絵本にはもう一つの使い方が。スモールさんの仕事について、朝から夕方まで時系列で区切って進められています。なので「あさ6じ」「11じはん」というように、おもちゃの時計の針を進めながら読み聞かせれば、時計の勉強も一緒にできてしまいますね。

外国の絵本なので、日本では見慣れない信号やミルク缶、昔の消防車などが出てくるのもおもしろいところ。スモールさんの住む、どこかレトロな街並みも子ども達にはきっと新鮮に映ることでしょう。