この絵本の内容紹介あらすじ

ここは動物たちがたくさん暮らす村。あるお天気の日、ウリボウがウサギさんに聞きました。
「ウサギさんはなにがすき?」
ウサギさんは、にんじんを食べたり歌を歌ったり絵を描くことが好き!と答えます。
そしてウサギさんは友だちのタヌキさんに聞くのでした。
「タヌキさんはなにがすき?」

こうやって「なにがすき?」のリレーが始まり、カモノハシ、ワニ、サル、ホロホロチョウへとバトンがつながっていきます。そして最後にホロホロチョウさんが質問したのは、こわーい顔をしたライオンさんでした。

けれどライオンさんは「そんなだいじなことおしえない」と誰にも教えてくれません。みんなあきらめて帰ろうとしたとき、バッタさんが「ぼくききたい!」と声をあげて……。

ライオンさんの「すきなこと」を聞いてみんなワイワイ集まってきました。みんなでその「すきなこと」をして遊びます。ライオンさんもニコニコとってもうれしそう!

ライオンさんが最後まで秘密にしていたら、きっとこんな楽しい時間はみんなで過ごせなかったでしょう。お友だちのことを知りたい!と思う気持ち、自分のことを知ってほしい!という気持ちが友だち作りの第一歩になることを教えてくれる絵本です。イラストはほんわかムードでかわいらしく、どの動物たちもキュートに描かれているので低年齢からも楽しめるポイントだと思います。