この絵本の内容紹介
だるまちゃんがだいこくちゃんのお家に遊びに行くと、だいこくちゃんのお父さんが「打ち出の小槌」を直していました。
だるまちゃんは打ち出の小槌に興味津々、修理が終わるとさっそく遊び始めました。だいこくちゃんが打ち出の小槌に米粒を入れて振ってみせます。
すると・・・、打ち出の小槌からお餅や団子やおにぎりが次から次に飛び出してきました。
次は麦粒を入れて打ち出の小槌を振ってみせると……クッキーやビスケット、ケーキが次から次へと飛び出してきます。
打ち出の小槌に感動しただるまちゃんは、お家に帰るとさっそく打ち出の小槌を自作し始めました。
木の板を一生懸命ノコギリで切り、釘を金槌で打ち、そしてようやく完成!さっそくだいこくちゃんのところに持っていきます。
だいこくちゃんのお家に着くとだるまちゃん自作の打ち出の小槌に豆を入れて、さっそく振ってみます。ところが、打ち出の小槌からは何も出てきません。そこで中を覗くと増えた豆が詰まっていたのです。
だるまちゃんの打ち出の小槌で遊びますが、途中でつまらなくなってしまいました。
だるまちゃんの打ち出の小槌は中に入れた物が増えるだけ。だいこくちゃんの打ち出の小槌のように入れた物が素敵な物に変わったりはしないのです。
そこで、だるまちゃんの打ち出の小槌をだいこくちゃんの打ち出の小槌のようにするためにふたつの小槌をつなげ合わせてみることにします。
すると……意外なものが出てきてだるまちゃんは大喜び! 意外なものとは一体なんだったのでしょう。
他の人の物が欲しくなるだるまちゃんですが、その欲求を素敵なアイデアで解決するのがだるまちゃんの素敵なところですね。
だるまちゃんとだいこくちゃんが知恵を出し合って素敵な結果を導き出す、微笑ましいお話です。