この絵本の内容紹介
はあちゃんとみいちゃんとまあちゃんの三人は、仲良くおしゃべり。
髪が長いことが自慢のはあちゃんとみいちゃんは、まだまだもっと髪を伸ばすのだと話します。
どのくらい伸ばすのかとまあちゃんが尋ねると、背中が隠れるくらいまで伸ばすのだとはあちゃんとみいちゃん。
ところが、短髪のおかっぱ頭のまあちゃんは、はあちゃんとみいちゃんよりも髪を伸ばすのだと張り切ります。
どのくらい髪を伸ばすのかと尋ねられたまあちゃんは、妄想を膨らませ……。
橋の上からお下げを垂らして魚釣りができるほどに伸ばすのだとまあちゃん。釣り餌を付ければ大漁なのだと妄想が膨らみます。
髪をロープのように扱えば牛だって捕まえられるし、髪の毛で体を包めば布団代わりにもなるのだと自信満々。
右のお下げと左のお下げをそれぞれ木に結んでぴーんと張れば、家中の洗濯物を干すこともできるのです。洗濯物を乾かしている間に読書に更ければ、それはそれは一石二鳥。さらには、お母さんにお手伝いを褒められて一石三鳥です。
でも、そんなに長い髪の毛はどうやって洗うのでしょうか。そして、どうやって梳くのでしょうか。はあちゃんとみいちゃんに疑問が浮かび上がります。
ところが、まあちゃんに言わせれば、そんなの問題ではありません。それはなぜかと言うと……。
どんどん膨らんでいくまあちゃんの妄想が愉快で楽しいお話です。あくまで妄想なのですが、本当にそんなことができたら楽しいだろうなと、読めば読むほどワクワクで胸がいっぱいになることでしょう。