この絵本の内容紹介
「よるに なったよ ほら おそらが くらい くらい」
「おや やねのうえが あかるくなった」
「おつきさまだ」
屋根に登った二匹の猫が空を眺めています。すると、お月様が夜空に昇り、明るく照らし始めました。
お月様は凛々しい表情を浮かべていますが、黒くて大きな雲が覆っていくと、悲しい表情に。さらには、その表情が見えないほどに雲が覆ってしまいます。
そして、その雲が流れていくと、お月様はニコッと満面の笑みを浮かべました。
お月様の表情とともに、静かで穏やかな夜を描いた絵本です。読み進めるうちに、日中の喧騒が嘘であったかのような錯覚を覚えます。