この絵本の内容紹介あらすじ

「ボン ボン ボン・・・・・・」
夜の9時を知らせる時計が鳴りました。

こんな時間に起きているのは誰でしょう。

フクロウやミミズクでしょうか。黒猫やどら猫でしょうか。いたずらネズミでしょうか。それとも、泥棒でしょうか。

そのどれとも違います。
夜中は、おばけの時間なのです。

「あれ あれ あれれ・・・・・・」

絵本「ねないこだれだ」の一コマ

夜中に遊ぶ子どもは、おばけになってしまいます。おばけの世界へと連れていかれてしまいます。


小さな子ども達にとっては、この絵本の世界観が恐ろしく感じられます。夜遅くまで起きていることの恐怖が伝わります。それ故に、早く寝ようと心掛けるようになるのでしょう。切り絵の荒削りな表現も、その恐怖を助長するかのようです。

一方、その独特な世界観が子ども達を惹きつけ、長年読み継がれる絵本となっています。