この絵本の内容紹介
小さなだるまちゃんと小さなてんぐちゃんが一緒に遊んでいました。
だるまちゃんは、てんぐちゃんが持っている天狗の団扇に興味津々。
だるまちゃんはお家に帰ると、てんぐちゃんが持っている天狗の団扇のような団扇を探し始めます。
でも、家中にある団扇を引っ張り出してもお気に入りは見つかりません。そこで、ヤツデの葉っぱを団扇の代わりにすることにしました。
これで満足と思いきや、次はてんぐちゃんの帽子が気になるだるまちゃん。またお家に帰って帽子を探し始めます。
たくさんの帽子がありましたが、お気に入りの帽子は見つかりません。そこで、次はお椀を頭に乗せて帽子の代わりにすることにしました。
それでもやっぱり他が気になるだるまちゃん。次はてんぐちゃんの下駄が気になって仕方がありません。さっそくお家に帰って、てんぐちゃんが履いている下駄のような履物を探し始めます。
だるまちゃんのお家にもたくさんの履物がありますが、やっぱりお気に入りの一足は見つかりません。そこで、おもちゃのまな板を履いて紐で結びました。
これでようやくてんぐちゃんと同じような格好になっただるまちゃん。満足していたところ、てんぐちゃんの長い鼻にトンボが止まり……次はてんぐちゃんの長い鼻が羨ましくて仕方がありません。
またお家に帰って、お父さんのだるまどんに相談しますが、間違って長い「花」を持ってきたので、だるまちゃんはがっかりです。だるまちゃんは無事に長い「鼻」を手に入れることができたのでしょうか。
仲良しの二人が少しづつ似た姿になっていくのが微笑ましいお話です。