この絵本の内容紹介あらすじ

ハリーは黒斑の白い犬です。海辺が大好きなハリーですが、カンカン照りの太陽だけは苦手でした。

ある日の海辺のこと、いつもよりカンカンに太陽が照りつけるので、ハリーは日陰を探してビーチパラソルの下に入ることにします。とこが、ビーチパラソルの下は満員だと追い出されてしまうのでした。

そこで、ハリーは子ども達が作った砂のお城に潜り込みます。ところが、砂のお城はハリーのせいで崩れてしまい、子ども達から追い払われてしまいます。

それでも懲りず、次は太ったおばさんの影に入るハリーですが、ついてくるなとおばさんに叱られてしまうのです。

日陰を探して歩き疲れたハリーは、海辺の波打ち際に座り込んでしまいます。すると、後ろから大波が押し寄せて、ハリーはあっという間に飲み込まれてしまうのでした。

波に巻き込まれたハリーは、気が付くと海に浮いていました。しかも、海草がハリーの体を覆うように被さっており、海の底からやってきたオバケのような姿になっていたのです。もはやハリーを犬だと気づく人はいないほどの恐ろしい容姿でした。

そんなハリーを目にした女の子は、あまりの恐さに悲鳴を上げます。しかも、その悲鳴を聞きつけた見張りの人が笛を鳴らしながら、海水浴を楽しむ人達に海から出るように警告するのです。ハリーは危険な怪物扱いを受けてしまうのでした。

怪物が現れたと、海辺のビーチは大騒ぎ。そして、見回りの人達に捕らえられそうになるハリーですが……。

絵本「うみべのハリー」の一コマ