この絵本の内容紹介あらすじ

雪が降り積もる森の中、お爺さんは子犬を引き連れて歩いていましたが、歩いているうちに片方の手袋を地面に落としてしまいました。

「ここで くらすことに するわ」
そう言ってその手袋に潜り込んだのは一匹のネズミです。

そこへ今度は一匹のカエルがぴょんぴょん跳ねてきて、手袋に入れて欲しいとお願いしました。

そうして手袋の中は『くいしんぼねずみ』と『ぴょんぴょんがえる』の二匹になりました。まだまだ快適です。

さらに今度は一匹のウサギが走ってきて、手袋に入りたいとお願いしました。

すると、手袋の中は『くいしんぼねずみ』と『ぴょんぴょんがえる』と『はやあしうさぎ』の三匹になりました。それでもまだ余裕はありそうです。

絵本「てぶくろ(ウクライナ民話)」の一コマ

そのようにしてキツネやオオカミも訪ねてくると、いよいよ手袋の中も手狭になってきました。

そこに今度はイノシシまでも訪ねてきて、手袋に入れて欲しいとお願いしました。

ところが、手袋の中は見るからに満員。ねずみ達が困っていると、イノシシが駄目元で入ってきました。すると意外なことに、ぎゅうぎゅう詰めになりながらも手袋の中に六匹が収まりました。

これでいよいよ満員かと思いきや、そこに大きなクマも訪ねてきて……。

絵本「てぶくろ(ウクライナ民話)」の一コマ2

手袋の中の住人が段々と増える繰り返しの絵本です。似た展開を繰り返しながらも、様々な想像を掻き立てます。まだ大丈夫かな。もう無理かな。次は誰が来るかな。そのような想像をしながら、ハラハラドキドキの展開が楽しめます。