この絵本の内容紹介
「と、とのさま! たいへんです! よくばりとのさま、ずるすぎ うそのすけに ひめを さらわれて しまいました!」
お姫様誘拐の一報を受け、城の家来たちは大慌て。お殿様は怒り心頭です。
「ひげにんじゃよ! すぐさま うそのすけの しろに むかい ひめを たすけだすのじゃ!」
お姫様救出の重大な任務を託されたのは……お殿様の口髭:ひげにんじゃです。
「はっ! しょうち いたしたでござる! ひげにんじゃの なにかけて かならずや ひめを すくいだして みせまする!」
ひげにんじゃはお殿様の顔からひょいっと剥がれ、お姫様救出のために動き出しました。うそのすけの城を目指して一目散に駆けていきます。
「さあ ついたぞ、ここが うそのすけの しろでござるか。なかなか まもりが かたそうでござるな。しかし せっしゃの てに かかれば なんの これしき。それっ、にんぽう…」
ひげにんじゃは髭ならではのユニークな忍法を駆使し、お姫様救出作戦を実行します。
するりひげの術、わたりひげの術、ひげなわの術などなど、次々と忍法を繰り出していきます。
果たして、ひげにんじゃはお姫様を救出できるのでしょうか。
最後はひげにんじゃの仲間も駆けつけ、総動員で救出の任務に当たりますが、全員で力を合わせた忍法とは!?