この絵本の内容紹介
恋は、恋に恋することから始まり、いつか必ず終わる。
でも、ときに愛へと変わり、そして、あなたが生まれた。
小学4年生のあかりは、初めて人を好きになり、恋について考えるようになりました。「恋ってなに?」思わず書いた日記のページに、あかりは自分が経験してわかった答えを、書き加えていくことにしました。
初めての恋は、相手の男の子より頭の中で作ったお話を好きになりました。「恋とは、自分を主人公にした物語を作ること。」
二度目の恋は、中学生のとき。おたがい好きなはずなのに、何も伝えられないまま卒業式をむかえました。「恋とは、一歩ふみだす勇気が必要なもの。」
初めて付き合ったのは、高校生のとき。でも、相手の欠点を許すことができず、別れてしまいました。「恋とは、相手の好きなところだけでなく、きらいなところも受け入れること。」
大学生になり、社会人になり、あかりは成長とともに違った形の恋を経験し、答えを増やしていきます。そしてある日、ふと気が付きます。「あれ? わたし、もう恋をしてない」あかりの心に、何が起こったのか。あかりが最後に見つけた答えとは……。
子どもを幸せな恋へと導く「恋の教科書」。ぜひ親子で読んで、あなた自身の答えも伝えてあげてください。