この絵本の内容紹介あらすじ

“転がり落ちそうな時に
手を差し伸べてくれたその日から
キミにしてあげたいことを探す旅が
始まっていた──”

~ 第1回 CHICORA BOOKS キャラクター絵本出版大賞「優秀賞」受賞作家の描きおろし絵本 第2弾 ~

「ママをよろこばせるんだ!」という一心で、贈り物を“獲り”に出かけたにゃんた。

ところが、道中で出会ったのは……?

苦しい時、もうダメだと思った時こそ思い出して。
“キミとボクはつながっている”
あったかい絆を感じられる絵本。

*** STORY ***

忍者の見習いのネコの男の子「にゃんた」は、もうすぐ誕生日を迎えるママのために、ある計画を立てていました。

食べきれないくらいたくさんのお魚を捕まえて、ママの大好きなお魚チップスをつくるんだ!
そして、家族揃ってお祝いさ!

ママのよろこぶ顔を思い浮かべるだけで、にゃんたはワクワクが止まりません。

にゃんたは計画を巻物に描き、腰につけ、家を出て意気揚々と歩き出しました。

ところが、しばらく歩くと、5羽のひなどりが寒さに凍えていました。

凍えているひなどりを見て、居ても立ってもいられなくなったにゃんた。
覚えたての「分身の術」を使って分身し、ひなどりのために暖かいものを探しに走ります。

走り回った分身にゃんたは「あるもの」を見つけました。
ひなどりたちは、その「あるもの」で暖をとります。

にゃんたは、その夜、ひなどりの家族といっしょに、夜を過ごしました。

次の日の朝、すやすや眠っているにゃんたに、分身にゃんたたちが言いました。
「早くしないと、今日のママのお誕生日に間に合わないよ!」
「たいへん! いそがなくちゃ!」

そうです。にゃんたにはママへの贈り物を準備するという、自分で決めた、だいじな任務があったのです。

道を急ぐにゃんたがその先に出会ったのは……?
そして、にゃんたはママをよろこばせることができるのでしょうか?

はたして、にゃんたを待ち構えている結末とはいかに!