この絵本の内容紹介
5歳になったそらくんと7歳になったあおいちゃん。明日は七五三、二人揃ってお祝いです。
でも、夜になってあおいちゃんは咳が止まらなくなりました。明日は七五三ですが、行けなくなってしまうのでしょうか。
お姉ちゃんのあおいちゃんを心配した弟のそらくんは、あることを思いつきます。
そらくんのおうちは江戸時代から続く飴屋さん。舐めればすぐに元気になるという昔から伝わるすごい飴があるのです。
さっそく、そらくんは、そのすごい飴を探すことにしました。
そらくんが椅子の上に立ち、棚の上にある壺を取ろうとすると……なんとそらくんはその壺に吸い込まれてしまいます。
そらくんが気がつくと、そこは見知らぬ場所です。そして、着物を着た見知らぬおじさんがせっせと飴作りに励んでいます。
そのおじさんがそらくんに気づくと、一緒に飴作りをすることになりました。
作る飴は、体が弱いお姫様が元気になるようにと祈りを込めた千歳飴です。
そらくんとおじさんは一生懸命に飴を長い棒状に延ばします。
無事に千歳飴を完成させ、お姫様に届けることはできるのでしょうか。そして、咳の止まらないあおいちゃんは無事に七五三に行けるのでしょうか。
七五三はどんな行事なのか、七五三で着る着物について、千歳飴を使ったミルクプリンの作り方など、この絵本は図解を交えて紹介します。
物語を楽しみ、それでいて七五三への理解も深まる、一挙両得の絵本です。