この絵本の内容紹介
「おはようございバス」と七夕飾りをつけてやってきたのは『たなばたバス』です。七夕飾りにねずみ達は大喜び。さっそくバスに乗り込みます。
でも、今日は七夕だというのに天気予報は大雨です。
そして、「たなばたのよるにあめだと ひこぼしさまにあえません どうかはれますように」と織姫様が書いた短冊が空から降ってきたのです。
彦星様に会えなかったら織姫様が可哀想だと言って、ねずみ達はバスに乗って織姫様を助けに行くことにしました。
ねずみ達が「5 4 3 2 1 0 はっしゃ!」とカウントダウンするとバスは空に向かって走り始めます。
空の上に到着しますが、空は雨雲でいっぱいです。なんとか雨雲を吹き飛ばそうとねずみ達は腕を扇風機のようにグルグル回します。
ねずみ達は目が回るほどに一生懸命に腕を振り、たなばたバスもグルグルと回転します。でも、それでも雨雲は吹き飛んではくれません。
そこで、ねずみ達はあることを思いつきます。七夕飾りを持って、たなばたバスの鼻をくすぐり始めたのです。
さて、たなばたバスとねずみ達は、雨雲を吹き飛ばすことはできたのでしょうか。そして、織姫様は彦星様に会えたのでしょうか。
ワクワクドキドキの展開とほのぼの愉快な様子が微笑ましいお話です。七夕の夜に、空の上ではどんなことが起きているのか想像してみるのも楽しいかもしれませんね。