この絵本の内容紹介あらすじ

鬼が出てくるおはなしに絵をつける…と考えたとき、野村先生の顔が浮かびました。鬼って怖いイメージがありますが、野村先生の版画の鬼は、あったかくて親しみやすく、表情のひとつひとつがとても魅力的です。なので、原画を受け取りに行く群馬までの道のりは、長かったけれどとても楽しみでした。工房は木の匂いがしていて、その場がそのまま展示室になりそうな趣のある場所です。気になったのが、木を削って作ってあった腰のばし丸太。背中を丸めながら版画を削っていると疲れるのだとか。おそるおそる「私も試していいですか?」と聞くと、「いいよ、座ってごらん」と言ってくださいました。使ってみると、ちょっと痛いけど気持ちよかったです。職人になった気分の担当者でした。