この絵本の内容紹介
おもしろさのポイントは、にせもののお坊さんがねずみの様子になぞらえて唱えた即興のお経を、泥棒が自分のことを言っていると勘違いするところ。どんどんエスカレートしていく泥棒の恐怖心をあおるように、おばあさんのお経をそれらしく読んでもらえればと思います。お経の話だけでに、どうしても仏壇の前という絵が多くなりがちでした。だから、庭を描いたり動物を描いたりとにぎやかにしてもらいました。とくにかわいらしいのは、あちこちにチョロチョロと出てくるねずみの姿。子どもたちといっしょに探してみてくださいね。とかく物騒な世の中ですが、ときにはちょっとのんきな昔話を楽しむのもよいのでは?