この絵本の内容紹介あらすじ

あまがえるくんとつちがえるくんは、地面に落ちていたヒモ状の物体を見つけました。
ところが、自分が先に見つけたのだと二匹のカエルは言い合いになります。そして、とうとう力ずくの引っ張り合いにまで発展してしまうのでした。

「ぼくのだー! はなせー!」
二匹のカエルはお互いに負けじと引っ張り合います。

そこにやってきたのは、あかがえるくん。
仲直りの仲介になると思いきや、面白そうだからと引っ張り合いに参加するのです。二匹のカエルが綱引きをして遊んでいるのだと勘違いしたのでした。

あかがえるくんは、あまがえるくんと一緒にヒモを引っ張ります。つちがえるくんは、一匹なのでずるずると引きずり込まれていきます。

「よいしょ よいしょ!」の掛け声とともに一生懸命に引っ張り合いは続きます。劣勢のつちがえるくんは「はなすもんかー!」と堪えます。
そこにやってきたのは、とのさまがえるくん。面白そうだと引っ張り合いに参加します。

体の大きなとのさまがえるくんは、つちがえるくんと一緒にヒモを引っ張ります。すると、形勢逆転。次はあまがえるくん達がずるずると引き込まれていきます。

どこからともなく他のカエル達もやってきて、 白熱する綱引きに参加します。体の大きなひきがえるくんやうしがえるくんも参戦し、綱引きはさらに熱を帯びていくのです。

「よいしょ よいしょ!」の掛け声に合わせて、お互いに一生懸命に引っ張り合います。
まだまだ決着のつかない綱引きですが、あまがえるくんが「はなすもんかー!」と大きな声を出したそのとき……。

綱引きは意外な決着を迎えます。最後は、カエル達にとってはホラーな展開が待っています。