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絵本
雨の日に留守番をする幼い少女の目に、そして胸に去来する一瞬一瞬のイメージが、繊細な水彩画と簡潔なことばによって、鮮やかにとらえられている。
福井県武生(現・越前市)に生まれ、東京で育つ。東京府立第六高等女学校卒。藤原行成流の書を学び、絵は岡田三郎助、中谷泰、丸木俊に師事。1946年 日本共産党に入党。1950年松本善明と結婚。同年、紙芝居『お母さんの話』を出版、文部大臣賞受賞。1951年長男猛を出産。翌年、下石神井(東京・練馬)に自宅兼アトリエを建てる。1956年小学館絵画賞(現在の小学館児童出版文化賞)、1961年産経児童出版文化賞、1973年『ことりのくるひ』(至光社)...
フランス・パリ出身。5歳の時に日本に一家で帰国。慶應義塾大学文学部に入ったが、1942年に父の武市雄が若くして没したため中退。1961年、慶應義塾大学特選塾員となり卒業した。1950年にキリスト教児童文学・カトリック系児童出版社の有限会社至光社を設立。母の武市君子が代表となり、自身は専務となった(後に代表取締役社長)。月刊幼児絵本「ひろば」、月刊絵本「こどものせかい」などカトリック幼児教育雑誌を発行。いわさきちひろや谷内こうたらの絵本を...