文:椋 鳩十(むく はとじゅう)
1905年長野県に生まれる。法政大学国文科卒業。鹿児島県で高校教諭、図書館長、短大教授などを歴任。詩作・山窩小説を経て児童文学の世界にはいり、動物文学に新生面をひらいた。1987年没。作品に『片耳の大シカ』(文部大臣奨励賞)、『大空に生きる』(小川未明文学奨励賞)、『孤島の野犬』(産経児童出版文化賞)、『マヤの一生』『モモちゃんとあかね』(以上、赤い鳥文学賞)など。「椋鳩十全集」(全26巻)、「椋鳩十の本」(全25巻)などがある。
作品一覧を見る絵:赤羽 末吉(あかば すえきち)
1910年東京に生まれる。1932年満州に渡り、47年帰国。図案の仕事、舞台劇の美術等をへて絵本の創作に取り組む。代表作『スーホの白い馬』をはじめ多数の傑作がある。産経児童出版文化賞、小学館絵画賞、ブルックリン美術館絵本賞、ライプツィヒ国際図書展デザイン賞など受賞多数。1980年には国際アンデルセン画家賞を受賞。1990年没。
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