この絵本の内容紹介あらすじ

画家は立てかけたキャンバスに向かって、ピアニストはステージのピアノの前に、コックはキッチンのニスのはげた腰掛に、おばあさんは籐椅子に座って一日一日を送ります。「ぼくたちには座る椅子が用意されている。しあわせの分量もかなしみの分量もきまっているんだ」。人間を温かい目で見つめ、「椅子」になぞらえて絵と文で綴った絵本。