この絵本の内容紹介
荷台にバナナを積んだ車から、バナナが一つ落ちました。そこに猿が歩いてきて、落ちたバナナを見つけます。そして、パクッと食べて、バナナの皮をポイっと捨てました。
次はウサギが走ってきますが、バナナの皮に気づきません。案の定、バナナの皮に滑って尻餅をついてしまいます。
しばらくして今度はワニがやってきました。バナナの皮に気づくと背中に乗せて歩いていきます。
実は、落ちたバナナは一つではありません。車が進むにつれて、一つまた一つとバナナが道に落ちていきます。
猿はそれを食べては捨てて、食べては捨てて、次から次へとバナナを平らげていきます。その後ろで、滑っては転んで、滑っては転んで、ウサギはバナナの皮にタジタジです。
そのしばらく後で、拾っては乗せて、拾っては乗せて、ワニの背中にはバナナの皮が山積みです。
運転手がバナナが落ちたのに気づいた頃には、車の荷台は空っぽになっていました。そこに腹をパンパンに膨らませた猿がやってきて「ちょうどよかった。ちょっと のるよ」と言って、車の荷台に乗り込みます。
その後にやってきたウサギは全身アザだらけ。もう動けないと、車の荷台に乗り込みます。さらにその後、ワニがやってきてバナナの皮を荷台に乗せました。
猿のお腹に入ったバナナの中身。それからワニが運んだバナナの皮。これで全部のバナナがすべて戻ってきました。まさに『バナナ事件』です。
猿とウサギの「やっぱり!」という展開にクスッと笑い、ワニの「えっ?」という行動に興味津々。そして、最後のオチにアハハと笑いが込み上げます。