この絵本の内容紹介
4000~5000mもあるアンデスの山に、少年ルーチョのむらはあります。そこでは一本の木も野菜もはえず、ただじゃがいもだけがとれます。そのためじゃがいもが、たったひとつのたべもので、あさもひるもばんも、そしておやつもじゃがいもをたべます。むらのおまつりが近づいてきたある日、ルーチョは、いちど町で食べたアイスクリームのことを思い出しました。「むらのおまつりでもアイスクリームがあったらなあ」ルーチョの願いをきいたのは、アルパカのおかあさんでした。パリ在住の絵本作家市川里美が、実際、アンデスを旅し、子供たちと交流し、その体験をもとに、想像力豊かに描いた絵本です。