この絵本の内容紹介
「みなさん、ようこそ、わがサーカスへ。いまからすばらしいショーのかずかずをごらんにいれます。まず最初に世界一おかしいピエロとがんこなロバでございます」と言って、サーカスのオーナーは、むちをならしました。ところが、ピエロもロバもすこしも動きません。オーナーが「いつものようにとびはねるんだ!」と大声でどなると、ピエロは「いやだ」と言いました。ピエロとロバとそのなかまたちは、ウソだらけのサーカスをやめ、いっしょに連れ立ちます。そしていままでにないショーをつくろうと……。世界で愛され読みつがれる傑作絵本。ほほえましくもたくましい自由へ賛歌です。詩人アーサー・ビナードの翻訳でお届けします。