この絵本の内容紹介あらすじ

長い間あちこちの王さまやお姫さまのところではたらいてきたバティストさんの、今度のご主人はハンガーブルグ=ハンガーブルグ伯爵です。変わり者の伯爵は「ものには正しいなまえがあるはずだ」と身のまわりのものの名まえをつけなおしはじめました。ベッドは“夢の箱”、階段は“足持ち上げ”・・・・・・忠実なバティストさんは、言いつけどおりその名まえで呼ぶことにしたのですが・・・・・・。それぞれさびしい暮らしをしていたバティストさんと伯爵は、お互いに必要としている人に出会えた幸せを感じます。後半のユーモアたっぷりの展開は訳者の江國さんもお気に入りの楽しさです。「マドレーヌ」シリーズの作者ベーメルマンスによる1937年の作品、日本では初翻訳。