この絵本の内容紹介
フィレモンシワシワは、大きくて、とても年よりのゾウ。いつもなにかを長く、深く考えていました。シワシワにとって大事なことは、大きいということでした。でもそれは、外の大きさだけをいっているのではありません。外から見た大きさ、というものは、あまり意味がないことを、シワシワは知っていたのです。一方、ハエたちは、自分たちこそ、世界で一番偉いと思っていました。それを思い知らせてやろうと、6本足をいかして、サッカーの試合をシワシワに挑みますが……。エンデの名作を美しく幻想的な絵で描きます。ゆったりと、おおらかな気持ちに包まれる一冊です。