この絵本の内容紹介
ちいさなリスが、森のなかで、ゾウとアリとリスといっしょに暮らしていました。ゾウにとっては、家も、食べ物も、何もかもが小さすぎ、アリにとっては何もかもが大きすぎます。まったく違うゾウとアリ、ですがリスはこのふたりの友人が大好きなのでした。そんなある日、ひなたぼっこをしていたリスは猟師に連れ去られてしまい……。
それぞれ違うもの同士の表面的ではない深い愛情や友情を描いた寓話のような物語。愛らしくも気品のある絵が不思議な奥ゆきをたたえて物語の世界をつつみこむ、美しいチェコの絵本です。20年あまりのときを経て、今日本でよみがえりました。