この絵本の内容紹介
トンボとテントウムシが育む友情の物語を通して、「わかりあえる相手のいるすばらしさ」「いつか必ずそんな理解者が現れるという希望」を読者に伝える創作児童文学。
――トンボジェットに のりませんか? あなたの 行きたい ところ、おつれします。
ジェットは飛行機が好きなトンボ。なかまからは、少し変わり者だと思われています。
暑い夏がくると、ジェットたちは涼しい山の中に飛んでいきます。
そうして秋がくるまで、涼しい山の中で過ごすのです。
山の中でジェットは、一匹のテントウムシと出会いました。
テントウムシと話しているうちに、ジェット機になってお客さんを運ぶことを思いついたジェット。
ふたりは「トンボジェット」として、植物のタネたちを遠くに運んでいきます。
やがて秋になると、なかまのトンボたちは、山をおりてふるさとへもどっていくのですが……。