この絵本の内容紹介
2015年おはなしエンジェル子ども創作コンクール最優秀賞作品。
お話の作者は当時小学3年生だった、原知子さんです。
今日は年に一度のうさぎの日。町の住民はみんな、一日だけうさぎになってしまいます。
でも、住民たちは慣れたもの。うさぎの姿で学校へ行き、会社へ行き、一日を過ごします。
小学生の「わたし」は、学校で飼育されているうさぎ・メイちゃんの意外な不満を教えてもらったり、国語や算数がなくなって授業が体育だけになると案外つまらないと分かったり、タヌキの親子に出会って町の自然環境の変化について考えたり。
うさぎの姿、目線になってみると、当たり前の一日にも、新しい発見がたくさん。
小学生の等身大の目線と、ユニークな発想が結びついて生まれた、なんとも楽しく、そして少しだけ自分の身の回りの生活について考えさせられる絵本です。