この絵本の内容紹介
命のつながりと、親子のきずなを描く、シンプルで美しい絵本。
おとうさんから、三羽のひよこをもらったソーニャは、まいにち大切にせわをします。
「わたしが おかあさんに なってあげるね」
三羽はみるみる大きくなって、りっぱなめんどりにそだちました。
ところが、あるさむい夜、鶏小屋からのいやな物音で目が覚めたソーニャがかけつけると、めんどりの一羽がいなくなっていました。
「きつねにさらわれたの? しんじゃったの?」
泣きつかれたソーニャに、おとうさんは静かに話し始めました。
「でもね、きつねにも わけが あったのかもしれないよ」・・・。
命のつながり、親と子のきずなを物語る、シンプルで美しい絵本。
本作で、絵本の世界的な新人賞、「エズラ・ジャック・キーツ賞」イラストレーター賞を受賞したフィービー・ウォールの絵が、命にふれる喜びや、自然ととなりあう暮らしのすばらしさを伝えてくれます。