この絵本の内容紹介
2003年刊行以来人気を集める、おぐまこうじの名作絵本『かお』待望の続刊登場です。
体を少し動かすだけで、イメージがどんどんふくらむ「まねっこ」の楽しさを、線画と写真を組み合わせた、ユニークな絵で表現しました。
親子で読みながら、おもわずいっしょに「まねっこ」したくなる絵本です。
作者のことば
いつでもどこでも「まねっこ」/おぐまこうじ
『まねっこ』は、2003年に刊行した『かお』の続きのような気持ちで作った絵本です。
『かお』はタイトル通り表情の絵本ですが、『まねっこ』は体も声も使って楽しく表現していきます。
『かお』のときは、親と子が表情でコミュニケーションできる絵本を、と思っていましたが、『まねっこ』は、子どもたち同士でも楽しく遊べそうです。
鼻をおさえて、ぶひぶひ、ぶたさん。ハンドルを回して、ぶーぶー、くるま。
同じような音の表現でも、アクションが変わるとまったく違うものになります。
絵本のなかでまねするものは、小さなシルエットで表現してみました。まねっこのポーズと、さるやロケットの形、背景の写真がくみあわさって、イメージがふくらみます。ポーズやシルエットだけで、なんのまねかあてっこする遊びもできますね。
絵本のなかを元気にとびまわる「まるくん」「しかくくん」「さんかくちゃん」たちと、思う存分遊んでみてください。今はおもちゃもゲームもあふれた時代ですが、たまには道具もなにも使わないで遊ぶのも、楽しいはずですよ。